改造 NET-COCK 対応マクロ for KmTermX
"KTX_TAIL" ver. 1.25

Copyright (c) 1995,96,97,98 Gom

改造 NET-COCK 対応 の KTX マクロです。 特に NET-COCK 3.60 Quintet cocktail (以下 "cocktail") で使用しやすいよう に作られています。

無改造 NET-COCK/KTC-BBS での使用も可能です。 NET-COCK 3.60 互換機能を持つ(らしい) MPNBBS などでも使えるかもしれません (未確認)。

N-COCK にも部分的に対応しています。


目次

とりあえず、できること

KTX_TAIL 単体で、
・ loglist をとる (1回)
○ モデム初期化 (MINIT)
・ ログイン日時によるリードポインタの管理
・ 未読の一気読み
・ テキストメール受信、削除
○ バイナリメール受信、削除
・ LLIST を実行
◎ LLLIST を実行
・ USTAT を実行
○ XCHAT 巡回
・ 未読巡回終了時などの、特定処理終了時に指定のプログラムを実行 (PCM などを鳴らすといいかも)
・ ログアウト
PAD ファイルにより、
・ リードポインタの設定 (日時で指定)
・ ボードリスト取得
・ ユーザ ID リスト取得
・ 書き込みリスト取得
・ ボード書き込み (「似非 Tu モード」を使用することにより、メンテ後に発生しがちな 意味不明のルート書き込みを防止できます)
・ ダウンロード
・ バイナリボードへのアップロード
○ バイナリ/テキスト混在ボードへのアップロード
○ バイナリメールの送信
○ バイナリボードでの検索
○ EXCOM 実行(似非)
○ 書き逃げログアウト
○ シリアルヘッダモード切り替え
◎ HOLYUP を実行
◎ CHRSET 実行
○ 虹野さんコマンド 実行
CockMate などの up ファイルとの組み合わせで、
・ 読み込みボードの設定
・ メール送出
・ ボード書き込み (「似非 Tu モード」を使用することにより、メンテ後に発生しがちな 意味不明のルート書き込みを防止できます)
・ 書き込み内で、ボックス機能・センタリング機能をサポート
・ バッチダウンロード
etc...

(○はその機能に対応する改造を行なっている cock, ◎は cocktail で使用可能)
(XCHAT は KTC-BBS で使用可能)

改造 COCK でのバイナリメール送信機能、ZMODEM 送受信対応がウリです(^^)。

色々面倒くさいように見えますが、各種ファイルは CockMate などの 「オフラインログリーダ」で処理すれば(一部機能を除き)自動的に生成してくれます。 ユーザがやることは最初の設定くらいでしょう。

設定項目は KTXcock, MagicKTX とほぼ互換性がありますので、それらのユーザの 方は少しの変更で移行できることと思います。


1. KTX 本体の設定


1-1. "KTX.NET" の設定

オートログインは "KTX.NET" の指定にまかせていますので、 "KTX.NET" の項目を次の様に設定して下さい。

        logfname        COCK$m$d.log ; ログファイル名
        userid          ????         ; 自分のID
        password        ********     ;   〃  PASS
        autologin       [:]$I[:]$P#COCK_DEF.MBC

KTXWIN32の場合は、「ネット選択」ウィンドウの[変更(C)]で「ネットデータ編集」 ダイアログを出して以下の項目を変更します。

        ログファイル名   COCK$m$d.log ; ログファイル名
                    ID           ???? ; 自分のID
        パスワード           ******** ;   〃  PASS
        オートログイン   [:]$I[:]$P$M
        マクロ           COCK_DEF.MBC

"COCK_DEF.MBC" というのは、各ネットごとに作成した設定ファイルを コンパイルしてできあがったファイルの名前のことです(当然、各ネットごとに 変わります)。 以下、"COCK_DEF.???" などというファイル名が出てきたときは、 各ネットごとに設定したファイルのことだと思って下さい。

logfname 項目の "COCK" という部分は、後述する LOGDIR 項目と 同じものを指定すれば問題ないでしょう。


1-2. "KTX.CFG" の設定


1-2-1. マクロバッファサイズの指定

msize(マクロバッファサイズ)項目を、24000程度にして下さい。KTXWIN32 の 場合は設定不要です(KTXWIN32 が自動的に、指定可能な最大バッファサイズ 65535を確保します)。

    例:

        msize       24000   ;(C) マクロバッファサイズ7500以下はマクロ無し

1-2-2. ディレクトリの指定

macrodirectory 項目を、KTX_TAIL と各ネットの設定ファイルをコンパイル したものをインストールしたディレクトリに変更して下さい。 ここをきちんと設定しないと、KTX が KTX_TAIL を見つけることができず、 絶対に動作しません。

downdirectory 項目を、ファイルをダウンロードするディレクトリに変更して 下さい。この項目が存在しないディレクトリなどになっている場合は、ファイルの ダウンロードをすることができません。

KTXWIN32 の場合はメニューの [オプション(O)] → [ディレクトリ設定(D)] を選択して「ディレクトリ選択」ダイアログを出し、「マクロ」項目と 「ダウンロード」項目を適切に設定してください。


1-2-3. ログイン履歴ファイルの指定

リードポインタをログイン履歴で管理したい場合は、KTX が履歴をファイルに 保存するように設定しなければなりません。

    例:

        ntimesave       on      ;(B) ネット毎の前回アクセス終了時間記録

KTXWIN32 の場合は、(現バージョンでは)最終ログイン日時がネットデータファイル に記録されているため、この項目は設定不要です。


2. "COCK_DEF.MAC" のカスタマイズ

"COCK_DEF.MAC" を各ネットごとにコピーして、 カスタマイズして下さい。 ファイル名の最初の4文字は、ネット ID (例:COCK, URRA など) と同じにしておくと 判りやすくていいでしょう。 ネット ID が判らない場合は Sysop さんに聞けば教えてくれるかと思います。


2-1. ディレクトリ、ファイル名の指定

NETNAME, LOGDIR, UPFILENAME, PADFILENAME を各ネットの設定ファイルごとに 指定して下さい(UPLOG_FILENAME 項目は廃止しました → 2-2-2.項目を参照)。

UPFILENAME, PADFILENAME はフルパスで指定して下さい。 LOGDIR に何も指定しなかった場合は、"KTX.cfg" の設定に従います。

NETNAME, UPFILENAME, PADFILENAME は、CockMate などのログリーダとの連携に 関わってきますので、ログリーダ側の設定もチェックしておいて下さい。

未読を記録するログファイル名は "NETNAME + 月日.log" という 形式になっています。たとえば NETNAME に "COCK" と指定して 日付が四月一日だったら "COCK0401.log" というファイルに記録されます。 これは、後述の DO_TAIL に def_lf を指定すると、KTX 本体が開いたログファイルを 使用するようにできます。これにより、たとえば "COCK880401.log" と いうようなファイルにログを記録できるようになります (当然ですが「長いファイル名」は OS が対応していないと使えません)。

後述の DO_TAIL に pcm を指定しておいた場合は、PCM_PROG と PCM_DEFFILE の 内容をもとに、それぞれ

のタイミングで PCM を鳴らすなどの処理を行えます。 実際には、PCM_PROG へ指定した実行ファイルを、PCM_DEFFILE に指定したファイルを 読み込んで引数とし、実行します(参照 → 2-2-1.項目, 2-6.項目)。

この項目は、フルパスで指定しないと正常に動作しません。また、 pcm を指定しない場合は、この項目は空欄でかまいません。

注意する点…ディレクトリの切れ目は、必ず "\\" というようにして下さい。 (コンパイラの仕様です) 例えば、"c:\\log\\〜" という具合に、です。

    例:
    NETNAME        = "COCK"             ; ログファイル名(半角4文字以内)
    LOGDIR         = "C:\\LOG\\"        ; ログファイルを置くディレクトリ
    UPFILENAME     = "C:\\COCK.up";     ; アップファイル名
    PADFILENAME    = "C:\\COCK.pad";    ; PAD ファイル名
    PCM_PROG       = "C:\\TOOL\\P98\\SOUND\\VP.COM";
                                        ; PCM を鳴らすのに使うツール名
    PCM_DEFFILE    = "H:\\MACRO\\DEF\\TAIL_PCM.DEF";
                                        ; 鳴らしたい PCMファイル名を記述
                                        ; したファイル

2-2. 動作の指定

KTX_TAIL に実行させる動作を指定します。


2-2-1. DO_TAIL による動作指定

以下の中から、実行させたいものを DO_TAIL 変数に指定して下さい(順不同です)。

必ず小文字で指定して下さい。

rn を指定しないと未読処理を行ないません。注意して下さい。

一口に「改造 NET-COCK」といっても色々あるでしょうから、例えば bye などに対応していないことも当然ありえます。注意して使って下さい。

cocktail では minit, bye, lllist コマンドは「ホーリーアップ」 していないと使えません。

Quintet チャチャすぺしゃる/+CHACHA では、"BYE" は "書き逃げ" コマンドとして使われていますので DO_TAIL には指定しないで下さい。 DO_TAIL での bye は、「未確認ログアウトをする」という意味です。

self は、"KTX.LTM" に記録されているアクセス情報を利用して、 リードポインタを管理します。

delmail を使わない場合は、ホストに負荷をかけないよう後で必ずメールを 削除するようにして下さい(特にバイナリメール)。

pcm は、KTX が表タスクにある場合のみ有効です。 シェルを通さずに直接実行しますので、ファイル名を設定する部分では必ず フルパスで指定して下さい (参照 → 2-1.項目, 2-6.項目)。 KTX_TAIL は、指定されたプログラムが終了するまで待機しますので、あまり 処理の長くなるものを指定すると、快適ではなくなってしまうと思います。

def_lf を指定すると KTX 本体が開いたログファイルを使用するように します。これにより、KTX_TAIL の "NETNAME + 月日.log" という名前以外の ファイル(たとえば "cock年月日.log")にログを記録できるようになります。

mp_chk を指定すると、メインプロンプト待機時に必ず同期をとるように します。動作が安定しないという場合は設定してみてください。

「似非 Tu モード」については、KTX_TAIL のアーカイブに含まれている "E_TUMODE.DOC" をよくお読みの上で使用してくださるようお願いします。

「拡張書き込み機能」を指定すると、一部の改造 NET-COCK に見られる センタリング書き込み・ボックス修飾書き込み機能を、改造されていない ホストでも使うことができるようになります (参照 → 4-5.項目)。

例:RNALL 実行、LOG 実行、USTAT 実行、RNALL 時は画面表示
DO_TAIL = "rn log us";
例:RNALL 実行、USTAT 実行、RNALL 時は画面 off
DO_TAIL = "rn us ndisp";
例:RNALL 実行、LLIST 実行、login 時から画面 off、新着メールは削除
DO_TAIL = "rn us llist l_ndisp delmail";
例:LLIST 実行、USTAT 実行 (未読処理はしない)
DO_TAIL = "llist us";

2-2-2. ログファイルの切り分け動作指定

ログの切り分けをある程度制御できるようになりました。

   LOG_SHORTの値 : 動作
               0 : 切り分けしない
              +1 : アップファイルと PAD 処理中のログは NETNAME + 
                   "ulog.txt" に取る
              +2 : メール送出/受取中のログを NETNAME + "mail.log" に取る
              +4 : LLIST, USTAT, LOG コマンド実行中のログを NETNAME + 
                  "alog.txt" に取る
              +8 : オープニングとエンディングのログを取らない
                   (その部分は NETNAME + "ulog.log" に取る)

LOG_SHORT 変数に、それぞれの動作の値を合計したものを指定して下さい。 例えば、メールとアップファイル/PAD 処理中のログを別ファイルに取りたい 場合は、 +1 と +2 の値を合計して

      LOG_SHORT = 3;

となります。

LOG_SHORT に 0以外が指定されている場合は EXCOM, MINIT, HOLYUP, CHRSET コマンド実行中のログを NETNAME + "ulog.txt" に取り、NIJINO コマンド 実行中のログを "sakiprof.txt" に取ります。

UREAD, IDLIST 実行中のログは切り分けません。

      例:アップファイル/PAD 処理中とメールのログを別ファイルに取る
                LOG_SHORT   = 3;

          アップファイル/PAD 処理中のログと LLIST, USTAT, LOG コマンド実行中の
          ログを別ファイルに取る
                LOG_SHORT   = 5;

          アップファイル/PAD 処理、メール、LLIST, USTAT, LOG コマンド実行中の
          ログを別ファイルに取り、オープニング/エンディングのログを取らない
                LOG_SHORT   = 15;

2-2-3. バックログを取るかどうかの指定

KTX のバックログを取るかどうか指定できるようになりました。 バックログを取らないように指定すれば処理量が少なくなりますので、遅い マシンでの文字落ちなどに効力を発揮するかもしれません。

      例: BACKLOG   = 0;

        ;  0 : バックログを取る
        ;  1 : バックログを取らない

2-2-4. ボードリストコマンドの指定

グループ化改造されている NET-COCK でのボードリストコマンドを 指定できるようになりました。

通常の NET-COCK では、BREAD → ? でボード一覧を見ることができますが、 グループ化改造 NET-COCK では BREAD → . などの特殊なコマンドを入力する 必要があります。この場合は "." を BLISTCMD に指定して下さい。

通常の NET-COCK では、指定する必要はありません。

      例: BLISTCMD  = ".";             ボードリストコマンドが '.' の場合
           BLISTCMD  = "";              グループ化改造されてない場合

    ; "" が指定された場合は "?" を送信.
    ; ボードグループ化改造されている NET-COCK では、
    ; 各々のボードリストコマンドを指定して下さい。

2-2-5. XCHAT 巡回ボード指定

KTC-BBS などでの XCHAT 巡回ボードを指定します。 巡回するボード番号を半角数字で BOARD に指定して下さい。 巡回ボードが複数ある時は半角スペースで区切って順番に指定して下さい。

      例: BOARD     = "1 2 3";

    ; XCHAT 巡回ボード
    ; "" が指定された場合は使用しません。

2-2-6. "書き逃げ" コマンド指定

"書き逃げ" コマンドを指定します。"書き逃げ" とは、 +CHACHA 差分をあてている NET-COCK 等で言うところの "BYE" コマンドのことです。 書き逃げ機能に対応していないホストでは意味がないので、"" に しておいてください。

      例: GOODBYE_CMD     = "GOODBYE";

    ; 書き逃げコマンド
    ; "" が指定された場合は使用しません。

2-2-7. 最大バッチセット数の指定

同時にバッチセットできる最大数を指定します。 NET-COCK はデフォルト状態で最大バッチセット数が32までとなっていますが この項目を正しく設定しておくと、バッチセット数が最大になるごとに バッチダウンロードを行います。 つまり、アップファイルや PAD ファイルにバッチセットするコマンドが 最大バッチセット数以上存在する場合でも、全てのファイルをダウンロードする ことができるようになるということです。 何も指定されなかった場合は32とします。

      例: BAT_SET     = 32;

    ; 最大バッチセット数
    ; "" が指定された場合は32です。

2-3. ホストプログラムの選択

「改造 NET-COCK 対応」と書きましたが、実は NET-COCK 汎用です。 また、KTC-BBS の COCK モードでも動くようにしてみました(KTモードには 未対応)。それに伴い、アクセス先ネットのホストプログラムを指定するための変数 (HOSTTYPE) を用意しました。この部分は COCK, KTC のどちらにアクセスする 場合でも必ず指定して下さい。

    ホストが NET-COCK             の場合 : HOSTTYPE = 0
             KTC-BBS              の場合 : HOSTTYPE = 1
             ZMODEM 対応 NET-COCK の場合 : HOSTTYPE = 2
             N-COCK               の場合 : HOSTTYPE = 3

2-4. アップロード/ダウンロードプロトコル指定

バイナリアップロード/ダウンロードのプロトコルを別々に選択できるように なりました。 UP_PROTCOL にアップロード時に使用するプロトコル番号を、DOWN_PROTCOL に ダウンロード時に使用するプロトコル番号を指定して下さい。 ZMODEM は、ZMODEM 改造が行なわれているホスト、KTC-BBS でのみ有効です。 不正な値が指定された場合は、

    ホストが NET-COCK             の場合 : YMODEM
             KTC-BBS              の場合 : ZMODEM
             ZMODEM 対応 NET-COCK の場合 : ZMODEM

が自動的に選択されます。

  例:

    UP_PROTCOL   = 1 ;             ; アップロードは YMODEM   を使用
    DOWN_PROTCOL = 2 ;             ; ダウンロードは YMODEM-g を使用
        ; プロトコル番号:
        ;  1 : YMODEM
        ;  2 : YMODEM-g
        ;  3 : ZMODEM

KTC-BBS では、なるべく ZMODEM を使用して下さい。YMODEM 系を使用する場合は、 あらかじめ MODE コマンドで BATCH を使用するように指定しておいて下さい。


2-5. プロンプトの設定

"COCK_DEF.MAC" 内のプロンプトをネットごとに書き換えて下さい。 ここをしっかり設定しないと動作しませんので、注意して下さい。 ESC シーケンスを ON にしている場合は、ESC コードの部分もきちんと 指定しないとだめです。 文字列中に '\' 文字が使われている場合は '\\' と指定しないとうまく いきません('\' は特殊な文字なので...)。注意して下さい。 ESC コード('\e') やタブ文字('\t')、復帰文字('\r')、改行文字('\n')などの 指定方法を詳しく知りたい方は、KMC のドキュメントファイルを参照して下さい。

  例:初期設定の NET-COCK (ESC コード ON) の場合

-------------------------------------------------------------------------
;  --------  NET-COCK/KTC-BBS 共通の設定項目  --------

PROMPT     = "\n>";
                        ; メインのプロンプト
SUBPROMPT  = "Command (?:説明):";
                        ; ボードリードのプロンプト
DELMAIL    = "\n削除しますか (y/n):";
                        ; メール削除プロンプト
BATCHSTART = "バッチ転送します。キャンセルは CTRL-X です。\e[m\r";
                        ; バイナリダウンロード時のプロンプト
UPFNAME    = "\nファイル名を入力して下さい>";
                        ; バイナリアップロード時のファイル名入力プロンプト
UPSTART    = "で受信します。転送開始して下さい(中止は CTRL-X です)。\e[m";
                        ; バイナリアップロード時のプロンプト
MAILEND    = "\n\e[32m読み終わりました。\e[m";
                        ; メール読了文字列
RNALLEND   = "\n\e[32m全指定ボードを読み終わりました。\e[m";
                        ; 未読処理終了
OFFPROMPT  = "\n回線を切りますか (y/n):";
                        ; ログアウト時のメッセージ
MAILHERE   = "\n\e[33mあなた宛のメッセージが ";
                        ; 新着メールがあるときのメッセージ

;  --------  KTC-BBS である場合のみの設定項目  --------

KTC_BMPR = "\e[33mバッチリストに登録しますか?";
                        ; BMAIL BATCHSET プロンプト (KTC-BBS のみで使用)
XCHAT = "\e[33m何番に入りますか? \e[36m([RET]:終了)\e[m:"
                        ; XCHAT プロンプト
-------------------------------------------------------------------------

一応、他のネット用の設定サンプル集("def_file.lzh")を添付しましたので、 参考にして下さい。少なくとも、私がアクセスしているネットには対応させました。 ディレクトリ、ファイル名と動作指定だけを変更するだけで使用可能だと思います。

☆ プロンプト書き換えのポイントなど... ・メインのプロンプト(PROMPT で指定するもの)のようにホストから 送信される文字列が左寄せされている場合は、文字列の先頭に改行文字('\n')を 入れると動作がより安定するようになります。

・MAILHERE(メールがあるときのメッセージ) は、メールの到着数の部分を、 指定する文字列に含まないようにして下さい。複数メールが来たときに 動作しなくなります。 また、バイナリメールの場合とテキストメールの場合では、ホストから 送信される文字列が微妙に違う場合があります。 KTX_TAIL 内部ではテキストメール/バイナリメールの区別をせずに MREADの V コマンドを使用しますので、これらに該当する時はどの場合でも 対応できるように、共通の文字列の部分だけを指定するようにして下さい。

・バイナリアップロード、ダウンロード(BATCHSTART, UPSTARTで指定) は、 プロトコルによってホストから送信される文字列が変わります。 「一つのプロトコル以外は使用しない」というのであれば構いませんが、 そうでない場合は、各プロトコル共通に使用される(であろう) "CTRL-X" だけにしておくと 回線状態などの都合で他のプロトコルを使用する場合に便利だと思います。


2-6. PCM_DEFFILE 項目で指定したファイルの設定

"COCK_DEF.MAC" の DO_TAIL 項目に "pcm" を指定すると、 以下の各種処理が終了した時に PCM などを鳴らすことができます。

PCM_DEFFILE 項目に指定したファイルには、それぞれのタイミングで鳴らしたい データのファイル名を順番にフルパスで記述していって下さい。

  例:

 +----------------------------------+
 |C:\DATA\SOUND\PCM_DT\OHAYO.AIF    | ← ログイン時の  PCM ファイル名
 |C:\DATA\SOUND\PCM_DT\MAILHERE.PCM | ← メール到着時        〃
 |C:\DATA\SOUND\PCM_DT\BATCHEND.PCM | ← バッチダウン終了時  〃
 |C:\DATA\SOUND\PCM_DT\OWATTAYO.PCM | ← RNALL 終了時        〃
 |C:\DATA\SOUND\PCM_DT\BYEBYE.PCM   | ← ログアウト時        〃
 +----------------------------------+

何も書かれていない行があれば、そのタイミングでは処理を行いません。 コメントなどには対応してないので、余計な文字を書かないようにしてください。


3. コンパイルとインストール


3-1. カスタマイズしたファイルのコンパイルとインストール

カスタマイズした "COCK_DEF.MAC" を、"KTX_TAIL.h" のある ディレクトリでコンパイルして下さい。

    (具体的には…コマンドラインから
          KMC COCK_DEF.MAC
      と入力し、リターン)

そして、できあがったファイル "COCK_DEF.MBC" を、macrodirectory で 設定した所へコピーして下さい。 "KTX_TAIL.MBC" と "COCK_DEF.MBC" は、同一のディレクトリに なければなりません。

☆ おまけ: 画面表示文字列のカスタマイズ "KTX_TAIL.MAC" を

        KMC -DMES_EDIT KTX_TAIL.MAC

というようにコンパイルしなおすことにより、KTX_TAIL が画面に表示する文字 列を変更することができます("-DMES_EDIT" は大文字でないとだめです)。 コンパイル時に "-DMES_EDIT" が指定されたとき、デフォルト状態では

      "Chacha.h"        (ちゃちゃカスタマイズメッセージファイル(^^;)

を読み込むようにしてあります。 この辺りは、"KTX_TAIL.h" や "Chacha.h" の注釈部分、 KMC のドキュメントファイルを見ながら色々やってみて下さい。 実際の動作には全く関係ない項目ですので、よくわからないという場合は手を つけなくても構いません。 あくまで KTX_TAIL 自身が画面に表示するメッセージを変更するだけですので…。


4. CockMate などで生成されるアップファイル、PAD ファイルの処理

CockMate などのオフラインログリーダが出力するアップファイルと KTXcock, MagicKTX などで使用する PAD ファイルに、ある程度対応しました。


4-1. 処理概要

ログリーダは、自動的にテキスト書き込みのアップロード(フォロー、 メール含む)、バイナリバッチダウンの設定、自分の書き込みの削除、 ハンドル変更などを実行する「アップファイル」と「PADファイル」を生成します。 KTX_TAIL では、これらのファイルの存在を確認すると自動的にホストへ送出し、 拡張子を、.000 〜 .998 の間で指定可能なものにリネームします (二重アップの防止の為)。 ファイル名部分の同一であるファイルが .000〜.998 まで全て存在している場合は、 何もしません。

PAD ファイルは、バイナリボードへのアップロード、バイナリメール、バイナ リバッチダウン、リードポインタ移動、ファイル検索、etc...に対応していま す。

これらの処理は、未読処理をする前に行なわれます。


4-2. PAD ファイルを使ってできること

・KTXcock or MagicKTX 互換のもの
  *W テキストボードにルート書き込み
  *R テキストボードにフォロー書き込み
  *M テキストメール送信
*B バイナリメール送信
  *DB バッチダウンロード
  *U バイナリボードへのアップロード
  *D バイナリボードからダウンロード
  *L ボードリスト取得
  *US 全会員の ID リストを取得
  *PROF 指定会員のプロフィールを取得
  *HA 自分のハンドルなどを変更
  *G 書き込みリスト取得
  *V 指定ボードの全書き込みを取得
・KTX_TAIL で拡張したもの
*UF バイナリボードへのフォローアップロード
*UM バイナリ/テキスト混在ボードへのアップロード
*UMF バイナリ/テキスト混在ボードへのフォローアップロード
  *PM リードポインタ移動
*FF ファイル名でファイル検索
*FI ID でファイル検索
*FT タイトルでファイル検索
*EXCOM EXCOM 実行(似非)
*CHRSET CHRSET 実行
*HOLYUP HOLYUP 実行
*SERCHG シリアルヘッダモード切り替え
*GOODBYE ログアウト時に "書き逃げ" をする
*NIJINO 虹野さんコマンド 実行
  *GL 書き込みリストを取得し、別の LOG ファイルに取る
  *VL 指定ボードの全書き込みを取得し、別の LOG ファイルに取る

○の付いている機能は、その機能に対応しているホストでないと使えません。 ◎の項目は、たぶん cocktail 専用です。

PAD ファイルは、1行が127バイトに収まるようにして下さい。これを越えます と、最悪の場合ハングアップしてしまいます


4-3. PAD ファイルの書式

PAD ファイルの書式を示します。 各項目で共通の事項は次の通り:

通常はCMなどのログリーダが適切な処理を行うので、特に意識する必要はな いでしょう。


4-3-1. テキストボードにルート書き込み

  +------------------------------+
  |*W                            |
  |ボード名                      |
  |書込みのタイトル              |
  |書込みの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

テキストボードへルート書き込みをします。


4-3-2. テキストボードにルート書き込み

  +------------------------------+
  |*R                            |
  |ボード名                      |
  |フォロー先のアーティクル番号  |
  |書込みのタイトル              |
  |書込みの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

テキストボードへフォローの形で書き込みをします。


4-3-3. テキストメール送信

  +------------------------------+
  |*M                            |
  |送信先 ID                     |
  |メールのタイトル              |
  |メールの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

テキストメールを送信します。


4-3-4. バイナリメール送信

  +------------------------------+
  |*B                            |
  |送信先 ID                     |
  |送信ファイル名(フルパスで)    |
  |送信ファイル名(ファイル名のみ)|
  |メールのタイトル              |
  |メールの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

指定されたプロトコルを使用してバイナリメールを送信します。


4-3-5. バッチダウンロード

  +------------------------------+
  |*DB                           |
  +------------------------------+

バッチセットされたファイルを、指定されたプロトコルを使用して ダウンロードします。 KTX_TAIL v1.22 以降であれば、このコマンドは不要です。


4-3-6. バイナリボードからダウンロード

  +------------------------------------------+
  |*D                                        |
  |ボード名                                  |
  |ダウンロードするファイルのアーティクル番号|
  |.                                         |
  +------------------------------------------+

指定されたプロトコルを使用して指定ファイルをダウンロードします。 実際にはバッチセットを行うだけで、PAD ファイルが終了した時に、自動的に まとめてダウンロードします。このとき、既にアップファイルでバッチセット したファイルがある場合は同時にダウンロードしてしまいますので、 注意して下さい。


4-3-7. バイナリボードへのアップロード

  +------------------------------+
  |*U                            |
  |ボード名                      |
  |送信ファイル名(フルパスで)    |
  |送信ファイル名(ファイル名のみ)|
  |書込みのタイトル              |
  |書込みの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

バイナリボードへ指定されたプロトコルを使用してアップロードします。


4-3-8. バイナリボードへのフォローアップロード

  +------------------------------+
  |*UF                           |
  |ボード名                      |
  |フォローするアーティクル番号  |
  |送信ファイル名(フルパスで)    |
  |送信ファイル名(ファイル名のみ)|
  |書込みのタイトル              |
  |書込みの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

バイナリボードへ指定されたプロトコルを使用して、フォローの形で アップロードします。ファイル差分をアップロードする時などに使うと いいでしょう。


4-3-9. バイナリ/テキスト混在ボードへのアップロード

  +------------------------------+
  |*UM                           |
  |ボード名                      |
  |送信ファイル名(フルパスで)    |
  |送信ファイル名(ファイル名のみ)|
  |書込みのタイトル              |
  |書込みの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

バイナリ/テキスト混在ボードへ指定されたプロトコルを使用してアップロード します。


4-3-10. バイナリ/テキスト混在ボードへのフォローアップロード

  +------------------------------+
  |*UMF                          |
  |ボード名                      |
  |フォローするアーティクル番号  |
  |送信ファイル名(フルパスで)    |
  |送信ファイル名(ファイル名のみ)|
  |書込みのタイトル              |
  |書込みの本文                  |
  |.                             |
  +------------------------------+

バイナリ/テキスト混在ボードへ指定されたプロトコルを使用して、フォローの 形でアップロードします。


4-3-11. ボードリスト取得

  +------------------------------+
  |*L                            |
  +------------------------------+

ボードリストを取得します。


4-3-12. 全会員の ID リストを取得

  +------------------------------+
  |*US                           |
  +------------------------------+

ID:0 からの、全ユーザの ID リストを取得します。


4-3-13. 指定会員のプロフィールを取得

  +------------------------------+
  |*PROF                         |
  |会員 ID                       |
  |   ・                         |
  |   ・                         |
  |   ・                         |
  |会員 ID                       |
  |.                             |
  +------------------------------+

指定した会員のプロフィールを取得します。 対象の会員 ID を順に指定し、'.' で終了します。


4-3-14. 自分のハンドルなどを変更

  (NET-COCK の場合)
  +------------------------------+
  |*HA                           |
  |1行プロフィール(40bytes 以内)|
  |性別                          |
  |ESC シーケンスを使用するか    |
  |変更後ハンドル名(20bytes 以内)|
  +------------------------------+

  (KTC-BBS の場合)
  +------------------------------+
  |*HA                           |
  |1行プロフィール(40bytes 以内)|
  |LOG コマンドの設定            |
  |ESC シーケンス設定            |
  |変更後ハンドル名(20bytes 以内)|
  +------------------------------+

ハンドル名などを変更します。

「1行プロフィール」とは、NET-COCK の LLIST コマンドなどで表示される 自己紹介のようなものの事です。変更したくない場合は改行のみで構いません。

「性別」の部分は、男性なら 'Y'、女性なら 'N' を指定して下さい。

「ESC シーケンス設定」の部分は、ホストの ESC シーケンスモードを ON に したい場合は 'Y'、そうでない場合は 'N' を指定して下さい。

KTC-BBS の場合は「LOG コマンドの設定」で 'Y' を指定すると、LOG コマンドを 実行したときに前回自分がログインしたところまでの表示になります。 'N' を指定すれば通常通り(1画面分)となります。


4-3-15. 書き込みリスト取得

  +------------------------------+
  |*G                            |
  |ボード名                      |
  +------------------------------+

指定ボードで 'G' コマンド(拡張形式で書き込みリスト取得) を実行します。 バイナリボードを指定した場合は、CMでバッチセットできるファイルリストを 得る事ができます。


4-3-16. 指定ボードの全書き込みを取得

  +------------------------------+
  |*V                            |
  |ボード名                      |
  +------------------------------+

指定ボードの書き込みを全て取得します。


4-3-17. 書き込みリストを取得し、別の LOG ファイルに取る

  +------------------------------+
  |*GL                           |
  |ボード名                      |
  +------------------------------+

指定ボードで 'G' コマンド(拡張形式で書き込みリスト取得) を実行します。 実行中のログは、LOGNAME + "G" + ボード名 + ".log" に 取ります。 ファイル名の部分は全部で8文字までで切られると思いますので、ボード名は 英文字のインデックスではなくボード番号を指定するようにすれば、管理が楽に なると思います。 (1000以上にボード数を拡張している NET-COCK はないでしょうから)

バイナリボードを指定した場合は、CMでバッチセットできるファイルリストを 得る事ができます。


4-3-18. 指定ボードの全書き込みを取得し、別の LOG ファイルに取る

  +------------------------------+
  |*VL                           |
  |ボード名                      |
  +------------------------------+

指定ボードの書き込みを全て取得します。 実行中のログは、LOGNAME + "V" + ボード名 + ".log" に取ります。


4-3-19. リードポインタ移動

  +------------------------------+
  |*PM                           |
  |yy-mm-dd                      |
  |hh:mn                         |
  +------------------------------+

指定した日時へリードポインタを移動します。 yy, mm, dd, hh, mn は、それぞれ半角2桁の年月日時分という意味です。 年月日の値の区切りは '-' を、時分の値の区切りは ':' を使用するように して下さい。


4-3-20. ファイル名でファイル検索

  +------------------------------+
  |*FF                           |
  |ボード名                      |
  |検索文字列                    |
  +------------------------------+

ファイル名を対象として、検索を行ないます。


4-3-21. ID でファイル検索

  +------------------------------+
  |*FI                           |
  |ボード名                      |
  |検索対象 ID 番号              |
  +------------------------------+

アップロード者の ID を対象として、検索を行ないます。 ID 番号は半角数字だけを使用して下さい。 現在は \ボード名 → . → I で検索できるホストでのみ有効です。


4-3-22. タイトルでファイル検索

  +------------------------------+
  |*FT                           |
  |ボード名                      |
  |検索文字列                    |
  +------------------------------+

タイトル文字列を対象として、検索を行ないます。


4-3-23. EXCOM 実行(似非)

  +------------------------------+
  |*EXCOM                        |
  |コマンド名                    |
  +------------------------------+

各 EXCOM を実行します。 コマンド名には '#' を付けないで指定して下さい。 あくまで似非対応なので、コマンド名に '#' を付けて送出するだけです。


4-3-24. CHRSET 実行

  +------------------------------+
  |*CHRSET                       |
  |キャラクタ番号                |
  +------------------------------+

CHRSET を実行します。 キャラクタ番号は半角数字1文字だけを指定して下さい。


4-3-25. HOLYUP 実行

  +------------------------------+
  |*HOLYUP                       |
  +------------------------------+

cocktail で HOLYUP を実行します。


4-3-26. シリアルヘッダモード切り替え

  +------------------------------+
  |*SERCHG                       |
  +------------------------------+

シリアルヘッダ対応ホストで、シリアルモードを、現在の逆の設定に変更します。 既にログファイル中の書き込みにシリアルヘッダが付いている場合は、改めて 指定する必要はないでしょう。


4-3-27. ログアウト時に "書き逃げ" をする

  +------------------------------+
  |*GOODBYE                      |
  |書き込む文字列                |
  +------------------------------+

"書き逃げ" 対応ホストで、ログアウト時に "書き逃げ" を します。 "書き込む文字列" を指定しなかった場合は、書き逃げをせずに、 現時点での書き逃げメッセージ一覧" を取得します。 *GOODBYE を2回以上指定した場合は、後で指定したものが有効となります。 *GOODBYE 機能は「KTX_TAIL 終了時に SHIFT キーが押された」などの、ログアウト せずに KTX_TAIL が終了した場合においては当然無効となります。


4-3-28. 虹野さんコマンド 実行

  +------------------------------+
  |*NIJINO                       |
  +------------------------------+

虹野さんコマンド対応ホスト(沙希さん system)で、虹野さんコマンドを実行し ます。 現在は、虹野さんのプロフィールを取得できるようです。


☆ バイナリメールについて

バイナリメール対応改造 NET-COCK の仕様が各ネットで異なるかもしれませんので、 全ての改造 NET-COCK で動くとは限りません。 その辺りは注意しておいて下さい。

KTX_TAIL のバイナリメール受信機能は、 MREAD → V あるいは \バイナリメールボード → V でバッチセットされる仕様の改造 NET-COCK に 対応しています。

CockMate(ver1.20以降)や Cock Explorer を使用すればバイナリメール送信は 簡単にできます。たいへん便利なので一度お試し下さい(^^)。


☆ バイナリボードでのフォローアップロード及び、混在属性ボードでの バイナリアップロードについて

CockMate ver1.37 以降を使用している場合は、"CM.cfg" 内の BINUP 項目を 1 にして下さい。バイナリボードでのフォローアップロード及び 混在属性ボードでのバイナリアップロードの PAD を出力できるようになります。

    例:
        BINUP     = 1                           ;マクロに KTX_TAIL を使用
                                                ; 0:しない/1:する

1 を指定した場合、バイナリアップ時に *U *UF *UM *UMF を使います。


4-4. アップファイル送出


4-4-1. 送出時のログ切り分け

アップファイルを KTX_TAIL が解析しながら送出し、LOG_SHORT が 0 以外の場 合はメール書込み部分と UREAD コマンド実行部分以外のログを NETNAME + "ulog.txt" に取ります。

アップファイルは、なるべくCockMateなどのログリーダが 自動作成したものを使用するようにして下さい。 1行が127バイト以上のアップファイルは送信できません(最悪の場合、 ハングアップします)。注意して下さい。 現状のBBS運営形態では、一般に、1行80桁以上の書き込みをするべきでは ないでしょう。

アップファイルでバッチセットしたファイルがある場合は、PAD の *DB コマンドが無くても自動的にバッチダウンロードします。


4-5. 拡張書き込み機能について

DO_TAIL 項目に "exwrite" を指定すると、一部の改造 NET-COCK に見られる センタリング書き込み機能、ボックス修飾書き込み機能を使うことが できるようになります(参照 → 2-2-1.項目)。 メール・ボード書き込みの本文の部分であれば、アップファイル・ PAD ファイルの どちらでも使用できます。

行頭に "/b" でボックス修飾、"/c" でセンタリングをします。 また "/B","/C" と大文字で指定した場合は、 "/b","/c" の機能に加えてさらに行頭に "%V%W"文字列(強調表示指定) を付加し送出します。 "%V%W" 強調表示機能は、CockNews, WinCock ,BBSNavigator などの ログリーダで対応しています。

    例:

    +------------------------------------------------------+
    |\123                                                  |
    |Wタイトルです                                         |
    |本文1                                                |
    |/cセンタリング                                        |
    |/C強調センタリング                                    |
    |本文2                                                |
    |/bボックス                                            |
    |本文3                                                |
    |/B強調ボックス                                        |
    |.                                                     |
    +------------------------------------------------------+

というアップファイルを書いた場合は、アップファイル送出時に KTX_TAIL が、

    +------------------------------------------------------+
    |\123                                                  |
    |Wタイトルです                                         |
    |本文1                                                |
    |                     センタリング                     |
    |%V%W                   強調センタリング               |
    |本文2                                                |
    |                      +--------+                      |
    |                      |ボックス|                      |
    |                      +--------+                      |
    |本文3                                                |
    |%V%W                    +------------+                |
    |%V%W                    |強調ボックス|                |
    |%V%W                    +------------+                |
    |.                                                     |
    +------------------------------------------------------+

という具合に展開して送出します(実際には横80桁の端末で中央に 表示されるように展開します)。 また、

    +------------------------------------------------------+
    |\123                                                  |
    |Wタイトルです                                         |
    |本文1                                                |
    |/bボックス1                                          |
    |/bボックス2                                          |
    |/bボックス3                                          |
    |本文2                                                |
    |.                                                     |
    +------------------------------------------------------+

のように複数行に渡って指定された場合は

    +------------------------------------------------------+
    |\123                                                  |
    |Wタイトルです                                         |
    |本文1                                                |
    |                     +----------+                     |
    |                     |ボックス1|                     |
    |                     |ボックス2|                     |
    |                     |ボックス3|                     |
    |                     +----------+                     |
    |本文2                                                |
    |.                                                     |
    +------------------------------------------------------+

というように、複数行を1つのボックスにまとめて送出します。 複数行ボックス指定で "/b" と "/B"が混在している場合は、 一番最初に指定された方を採用します。

KTX_TAIL v1.21d までは "/B","/C" だけが修飾コマンド でしたが、v1.22 以降では "/b","/c" も使用するように なりましたので、注意してください。

この機能は、KTX_TAIL がメインプロンプトを正常に認識できない場合には使用 できません。 たとえば、メインプロンプトが ">" のみの場合だと、エディタの ヘッダや引用符などに引っかかってしまうのでうまく動作しないと思われます。 強調ボックスは、ログリーダで見たときに、ボックス部分がフォントの都合で ズレてしまう場合があります。


4-6. アップファイル、PAD ファイルの例

"SAMPLE.LZH" に、アップファイルと PAD ファイルのサンプルを入れて おきました。それぞれの具体的な動作内容も記しておいたので、参考にして下さい。


5. 開始/終了時の動作


5-1. 開始時の動作

SHIFT キーと CTRL キーをずっと押しっぱなしにしていると、KTX_TAIL は 何も行わずに動作を終了します。


5-2. 終了時の動作

これらの場合は、回線を接続したままの状態で KTX_TAIL を終了します。 また、

は、「書き逃げ」コマンドを発行して1行入力ウィンドウを画面に表示した 状態で終了します(回線は切断しません)。この処理は上記の 「回線接続状態で終了」よりも優先度が低い(つまり SHIFT キーが同時に 押されているような時は書き逃げに関する処理は行いません) ので、注意してください。

これらに該当しない場合は自動的にログアウト/回線切断処理を行い、 (指定されているならば)「書き逃げ」を行います。

KTX_TAIL に回線切断処理を行わせずに終了した場合、*GOODBYE の指定は 無効となりますので注意して下さい。


6. トラブル・シューティング!

ここでは、開発中に実際に起こった不都合などもとりあげていく予定です。 読んでおくといいことがあるかも(無いかも)。 これでもだめなら、是非作者まで連絡して下さるようお願いします。


6-1. いろいろ Q&A.


7. バージョンとか、いろいろ


7-1. 更新履歴

アーカイブに同封した "KTX_TAIL.HIS" をご覧下さい。


7-2. 今後の予定(目標?)とか...

ときメモ対戦ぱずるだま(for GX system) は購入済(お 一応まだネタがあるので、バージョンアップは続くと思います。


7-3. 作者の環境(通信や開発に関係ありそうなもののみ)

  HARD 1:
   Mother :  ASUS       P55T2P4 rev3.1(RAM 64MB(EDO))
   CPU    :  Intel      P55C 200MHz (225MHz)
   SCSI   :  Adaptec    AHA-2940U
   HDD    :  IBM        DORS-32160
   VIDEO  :  DIAMOND    Stealth3D 3000(4MB)
   SOUND  :  CREATIVE   SoundBlaster16 PnP
   MODEM  :  USRobotics Sportster VOICE 33600
                        Sportster 28800
                        Courier V.Everything
             AIWA       PV-PF144

  HARD 2:
   COM    :  EPSON      PC-486P+ODP486DX4-75+(EP-SIM4M*2(RAM:9.6MB))
   HDD    :  TEXA       ST-260PA
             QUANTUM    TR850S
   MO     :  ELECOM     EMO230
   S_PORT :  MICROCORE  MC-RS98

  HARD 3:
   会社にあるよくわからんAT互換機(お
   PV-5500(6200) とか書いてありますが^^;


  SOFT:
   Microsoft  WindowsNT 4.0  (Build 1381:Service Pack 3)
   Microsoft  WindowsNT 3.51 (Build 1057:Service Pack 4)
   Microsoft  Windows95b     (4.00.950 B)

    KTXWIN32                               β-Ga        (c)kim
    秀丸エディタ for Windows95          ver 2.20        (c)斉藤秀夫
    KF for Windows                      ver 1.15A       (c)Kissy
    CockLife for DOS/V               ver 0.37        (c)てんぽく
    WinCock for Windows95               ver 1.13        (c)appyo
    Cock Explorer                       ver 0.21        (c)okaz

   NEC        MS-DOS 5.0A

    VEM486                              ver 1.26        (c)K.Ogino
    RZ                                  ver 4.00        (c)ZOBplus Hayami
    KTX                                 ver 1.39        (c)kim, DAIJU
    KMC                                 ver 1.43        (c)ふなやん
    CockMate                          ver 1.54        (c)GAE

   etc...

7-4. 動作確認

7-4-1. 動作確認したホストプログラムとネット

以下のホストプログラム及びネットでの動作を確認しています。

また、改造 NET-COCK での ZMODEM 送受信は、現在のところ

での対応を確認しています。 他のネットでも、同様の手順であれば(当たり前ですが)使用できるかも しれません。

7-4-2. 動作確認したログリーダ

以下のログリーダ/ブラウザが出力するファイルの動作を確認しています。


7-5. 無保証

KTX_TAIL は、正常に動作することを期待して作られていますが、各ホストでの 正常動作を保証するものではありません。 発見されたバグには極力対応するつもりですが、それによるいかなる被害につ いても作者は責任を持ちません。 全ての損害や不幸な出来事は、使用者の責とすることをご承知の上で使用して 下さい。


7-6. 著作権とか転載とか

KTX_TAIL はフリーウェアです。 KTX_TAIL の著作権は Gom が所持します。

個人的な範囲内で改良、改悪、引用、参考にするなどのことは自由ですが、 それらを公表する場合は改造・引用・参考にした箇所と改造・引用・参考にした 者の名を明記して行うようにして下さい。

大胆にもアイデアやコードを盗用しようと試みる者には、それなりの報いが あるものと覚悟しましょう(爆)。
(別に盗用を許可しているわけではないので勘違いしないように:-p)

# 何者にも縛られないという姿勢は大いに結構ですが、あまりに説得力のない
# 行動にはあきれるばかりですな(笑)
# 過去が簡単に消せると思ったら大間違いなり.
# って誰??(お

有料ネット、Q2 回線のあるネット、転載により著作権が私以外に移動または 発生する可能性がある(と主張する)ネット、不当な金銭の授受が行われるネット そのほか無法地帯な状態の(あるいは、それをウリにしている)ネット以外には 転載可です。 ただし、MO/CD-ROM/FD などに収録して販売・配布されるという場合は、作者に 連絡してから行って下さい。

転載時はアーカイブ内容の変更を行わずにして下さい(アーカイブ内容は、 同封の "Readme.doc" を参照して下さい)。

事後でも結構ですので、転載の折りは一応メールしてくださると、作者は 喜びます。(^^;

(無いと思うけど)なにか寄付したいという場合は後述の連絡先まで。 ぷに系アイテムの投棄はいつでも受け付けています.(お
ときメモ系ぐっづでも可です。UFO キャッチャーとかの景品等の共同購入のお 誘い待ってる.(お


7-7. サポート

サポートは、基本的に作者がアクセスしているネット(後述)で行っています。 転載先では転載者が質問、バグレポート等を転送して下されば、できるだけの ことはします。

作品の品質を上げるためにバグレポートは大変重要ですので、是非お願いしま す。 「こんなひどいバグは、いくらなんでも気付いているだろう...」というものに 限って、作者の方では全然気付かなかったりするものです(苦笑)。

バグレポートなどをして下さるのは非常に嬉しいのですが、作者の環境で再現 しないようなバグだと修正が大幅に遅れることが予想されます。 できるだけ詳しく動作環境などを教えて頂けますと迅速な対処ができますので よろしくお願いします。

その他解りにくい部分などは、指摘してくださらないとずっとそのままになっ てしまうことが予想されます(^^; ので、そういう報告などもお願いします。

とりあえず、何かあったら遠慮せずにどうぞ(^^;


7-8. 謝辞など...

FALCON-NET の 渡辺健一さん(ID:WATANABE) のWTERMマクロを参考にしま した。 プロンプト待機部分は KTXcock を参考にしています。 アップファイル解析/送出部分と xchat 巡回部分は MagicKTX を参考にしてい ます。 XCHAT ログ切り分け部分は KTXmmm を参考にしています。

KTXcock, MagicKTX のおかげで全体的なクォリティを上げることができました。

いつも使わせていただいています以下のソフト、

     NET-COCK   (c) と・とら
     KTC-BBS    (c) こんちゃん
     CockMate (c) GAE
     kmc        (c) ふなやん (funayan)
     KmTermX   (c) kim, DAIJU

そして参考にさせていただいた

     KTXcock    (c) Hi.Matu at ASI technology and art.
     MagicKTX   (c) Toru Ryuzoji
     KTXmmm     (c) by Psycho

これらのソフトとその作者さんに感謝いたします。

動作試験に協力して下さった(というか無理矢理メールを送ったりして 協力させてしまった)以下のネットの Sysop. の方々に感謝します。 (敬称略すま.)

      なか                (うらら学園BBS Sysop.)
      Noa                 (どこかの謎のBBS Sysop.)
      人生☆おキヌちゃん  (魔法陣ちゃまれーどBBS Sysop.)
      じぇねお            (GENESIS 旧Sysop.)

GAEさんにはCockMateにバイナリボードでのフォロー、混在属性ボードで のバイナリ書き込みの PAD 出力などの対応をしていただきました。 KTX_TAIL の PAD フォーマットをGAEさんに伝えて下さった たいしょさん、 協力して下さった じぇねおさん、そして機能を実装してくださったGAEさん に感謝いたします。

沙夢さんには CMcust を KTX_TAIL 対応にして頂きました。 ver.up で迷惑をかけてしまったみたいで...申し訳ないです(^^;

まげわっぱ1号さんには「似非 Tu モード」のアドバイスをいただきました。

学外の一般市民さんには KTC-BBS 関連の不具合を修正して頂きました(patch をそのまま使わせてもらっています)。また、マックスさんには KTC-BBS での テスト協力や沢山の debug log を送って頂きました。

CTRL キー押下による「書き逃げ」状態での停止機能は、へけけくんの KTXcock パッチを参考にさせていただきました.(^^;

感想や要望を出して下さった皆さん、使ってくれて どうもありがとうございます。 こんなのでよかったら、これからもよろしくお願いします(^^)


7-9. 連絡先など

  NET-COCK:     うらら学園BBS                               URRA0007
                どこかの謎のBBS                             NAZO1775
                魔法陣ちゃまれーどBBS                       MCHA0036
                ククリちゃんのおでかけ修行ハウスBBS            KOSH0007
                矩形波BBS                                   KBBS0247
                十符の里通信局                                 TOFU0005
                夢見る7月網                                   JULY0029
                Moai-Network                                   MOAI0049
                GENESIS                                        GENE0014
                きたきたネット                                 KITA0296

                不確定名:妹系ネット(お                         IMOT0002

 E-Mail:    @"> @

どこかの謎のBBS は、1998/01/09 現在ホストマシン不調のためお休みして います。 メールなどされる場合はご注意を。

気付いた点があれば、各ネットの該当ボードかメールで連絡して下さい。 ハンドル名は、"Gom" などの一目で判るものではない場合があります(^^; 「うらら学園BBS」「どこかの謎のBBS」には毎日ログインしていますの で連絡がつきやすいと思います。また、 email @"> email も ほぼ毎日チェックしていますので、 email を送ることのできる環境をお持ちの方はこちらもどうぞ。

KTC-BBS 部分のサポート先を検討中ですが、しばらく多忙なので、もう暫く お待ち下さい。申し訳ないです.(__) >関係者各位


7-10. その他いろいろ...

わりと間違える方が多いのですが「cocktail」とは NET-COCK 3.60 Quintet を 改造したホストプログラムのことです。現在「うらら学園BBS」("ほんわか ちゃちゃ系ネット" らしいです(まじ) 専用のホストプログラムとして 開発/改造/使用されています。 "cocktail" は、「くっくて〜る」じゃなくて「カクテル」と読みます。

"チャチャすぺしゃる/+CHACHA" や "沙希さんsystem" などの 名前に現れている通り、改造 NET-COCK にとって「ちゃちゃ」や「ときメモ」は 非常に重要な要素として成り立っているようです。 未見の方はこの機会に是非...^^;

KTX_TAIL の名前に、なぜ "tail"(しっぽ) が含まれているのかというと…

という理由からです。

皆さんはどうも St.Tail が主な名前の由来だと思われているようですが、 もともとは "cocktail 用の KTX マクロ" って意味だったんです(^^; KTX_TAIL が妙にちゃちゃ色の濃いのも cocktail 用という理由からなのです。 St.Tail の原作は突然終わってしまいましたが、前述の理由により、いきなり "KTX_SAKURA" とかになったりしないので安心して下さい.(お

pcm 項目ですが、別に PCM を鳴らす処理でなくても構いません。 MASL とか macs を再生しても面白いかもしれませんが、くれぐれも回線を 塞いでしまうことのないようにお願いします。

M-LINK, NMODEM などのプロトコルに対応する予定は現在ありません。 S-MODEMには対応するかもしれないけど.(なにそれ(お

エラーチェックはある程度していますが、あまり無茶なことをしないでね.(^^; ソースが美しくないのですが、そのへんはご容赦を。 コメントを多めに入れたので、多分わかると思いますが…。

COCK なネットには "def_file.lzh" に収録した所以外には行ってないので、 もしかしたら他の改造 NET-COCK なネットでは、検索等の特殊な機能が動かない かもしれません。 うまくいかなかったら作者へ連絡するか、あるいはご自分で改造されるか、 諦めて下さい(^^;

Doc ファイルは、できるだけわかりやすいように書いたつもりですが、 どうでしょうか?

まだ仕事が当分忙しい上に「ゆけゆけ!! トラブルメーカーズ」 「ブルーブレイカー」「シルエットミラージュ」にハマってしまったので バグフィックスやバージョンアップが遅れ気味です。

KTX_TAIL が HashiM さん作の mmi「tmn_chime/tmx_chime」の参考に されたそうです。 (mmi というのは X680*0用の通信ソフト「TMN」のオートパイロットマクロ言語 みたいなものです.) 実は時間的余裕があれば mmi にも挑戦しようと思ってたのですが、私が 作るよりもいいものができたようですので、下手に手を出さなくてよかったと 思っています(^^; これからも頑張っていいものを作って下さいね〜.

何人かの方のお名前を載せさせていただきましたが、ご迷惑であれば遠慮なく 申し出て下さい。何も言わなければ ver.up され続ける限り恒久的に 載り続けますので...(^^;

v1.23 は9ヶ月ぶりの改版だったわけですが、その間にいくつものネットが 閉局になったり移転していたりして、なんつ〜か時代の流れを感じますな...^^; 皆さんのまわりも色々変わっていることでしょう。いやはや系な人々は 相変わらずいやはやな感じのよ〜ですが:)
まあ KTX_TAIL も一応細々と続いてるので、みすてないで下さいね(笑)

質問など受け付けています。わからなかったら聞いて下さいね。

"Doc が解りにくい" とか "ここがちょっと変だ" という場合は、該当する 部分を指摘してこっそりメールして下さい。できるだけ対応します。 但し、あんまり感じ悪いフォローとかは勘弁ね(^^;

それでは、貴方の通信生活が充実したものとなることを祈って...

Gom( @"> @ )

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